新品のキュービクルの販売価格は、お安いものでも1台あたり数百万円~仕様によっては非常な高額なモノも珍しくはありません。中古キュービクルは、新品と比較してお値段・価格が1/2~2/3程度と大変お得になっています。
キュービクルやトランスを初めとする受変電施設が新たに必要なのは、工場やお店内の機械の入れ替えや、新店舗・工場立ち上げに伴った、新たな高圧電気の制御の必要性にかられてのことが大半のはず。
こう言った設備投資には通常、多額の資金が必要で、「1円でも安価に済ませたい」のが経営者や施設管理者の本音だと思います。このような時にこそ、導入価格を大幅に下げることのできる中古キュービクルの存在は際立ちます。
キュービクルをお使いの方の中には20~30年、中には40年近くも同じ機器を使い続けるという方もいらっしゃるようです。高効率・環境対応という観点で考えると、これら古いキュービクルの使用は決してお勧めできるものではありません。
古くてメンテナンスが十分でないキュービクルは、他のページでもご紹介している、波及事故を引き起こしかねないからです。また古いキュービクルは効率性も悪く、環境にも決して優しい存在ではありません。
しかし中古キュービクルと聞いて、「耐久性や安全性に問題はないの?」とお感じになる方も多いと思います。山田電機では厳選して仕入れたキュービクルのパーツを、徹底的に検査・選別。
電設資材商社と違い、直接バイヤーが目で確かめてキュービクルだけでなく、配線や設置状況・使用状況も見据えて買い付けを行っています。
肝心のキュービクルの製造に関しても、お客さまの要望に合わせて、部品一つ一つを厳選して組み込んでいきます。そこにあるのは単に中古機器を販売するという意識ではなく、「リユース=再生品と言う名の新品」を取り扱っているという自負。
中古キュービクルという再生品に、新たな息吹を与えることで、お客さまの望む性能の製品をリーズナブルな価格でご提供してまいります。
電力会社との高圧受電契約には、キュービクルが必須です。ではキュービクルを導入するには一体どれぐらいの費用が必要なのでしょうか?
キュービクルは前述のとおり「箱+トランス(変圧器)を初めとする内蔵機器」の総称なので、箱の大きさや装置の点数・内蔵部品の種類や密度によって価格に幅が生じます。 それゆえ一概には言えませんが、新品の価格は平均100万円位~500万円以上のものがあります。
中古キュービクルはその半額~2/3程度の価格で購入可能です。
導入費用は、キュービクルの仕様や搬入場所や搬入方法などによっても異なるため、一概には言えません。
このように、新品を導入すると数百万円以上も掛かるキュービクルの導入費ですが、山田電機の中古キュービクルを導入いただければ、設置・施工まで一括受注することにより、数十~数百万円規模での経費削減をお約束できます。 ※受注ケースによります、詳細はお見積り時に
Flow
State1
お客さまよりお問い合わせ後、弊社の技術スタッフが直ちにお電話もしくはご訪問にて対応。使用目的や仕様・諸元を確認してご要望の中古キュービクルを製造いたします。
State2
お客さまからいただいたキュービクルの要望を基に、「単線結線図」「外形図」「基礎寸法図」「部品表」などを作成いたします。このようにご要望いただいた内容を視覚化することで、お客さまとの認識のズレを無くし仕様通りの製品をご提供することに努めています。
State3
ご要望状況にあったサイズと同等の在庫キュービクルを、内蔵された機械部品のみ解体して行きます。このとき外箱や部品にキズや破損が生じないよう、細心の注意を払って進めます。また同時に外箱自体の点検も行い、場合によっては内部塗装を行うこともあります。
State4
部品の外観が美しくとも、絶縁不良を生じている機器も中にはあります。 山田電機では組上げの際、高圧・低圧に関わらず、全ての機器に対して絶縁検査を行い、使用しても差し支えないと判断したものだけを厳選して組上げを行います。
その中でも特に「高圧の開閉器類」に関しては、比較的年式の新しいものだけを使用することにしています。 またトランス(変圧器)のメンテナンスも高圧・低圧機器と並行して行います。このように「外観」「内蔵部品」の検査を行った後、「清掃」や「塗装」を経て試験を行います。
State5
次にメンテナンスや試験が終了した、「高圧・低圧機器」「トランス(変圧器)」を組上げていきます。むやみな組上げは、後の低圧ブレーカーetc.の増設の際に、影響を与えかねません。また工事関係者さまが、配線作業を出来るだけ容易に行えるように、配慮も必要です。組上作業は、センスとバランスが非常に要求される作業と言えます。
State6
キュービクルの内蔵機器の組上げが終わると、各電流値に基づいて、許容電流に余裕を持たせたケーブルサイズを選定。各部の配線作業へと移行します。
この時、許容電流に余裕を持たさずにケーブルサイズを決めると、後でケーブルの焼損事故などが起こる可能性があります。
そこで山田電機では、ケーブルサイズの選定には特に留意してあたることにしています。
State7
キュービクルの内蔵機器の組上げ及び配線作業が完了したら、各部の増し締め確認を行います。この時重要なのは、これまで実作業を行っていない作業員が確認を行うと言うこと。 確認はキュービクルの内部に入り行います。配線サイズの再確認や誤配線の有無などをチェックしながら、増し締め確認を進めます。 万一締め忘れによる「緩み」があった場合、その箇所から高熱が発生し重大な事故に繋がる可能性もあります。山田電機では、出庫前に万全の確認体制を取りお客さまに「安全安心」なキュービクルをお届けできるように、心がけております。
State8
項までのようにキュービクル内部の組上げ作業が終了したら、最後に外観の清掃を行います。その際、外箱の塗装が必要であれば行うこともあります。
State9
キュービクルの制作組上げ作業が終了後、弊社規定の出荷前運転試験を行います。
キュービクルは各お客さまによるオーダーメイドで制作されていますので、試験内容や項目もそれぞれ一台一台異なります。
State10
当社の独自規定による「審査」「試験」に適合したキュービクルのみを自社製品として、お客さまに納品します。
山田電機では中古キュービクルを“単なる再販品”と異なるものとして捉え、自信を持って製品をお客さまにご提供しています。
キュービクルは設置して稼働させなければ意味がありません。販売のみで、設置は別の業者に任せる同業他社が多いなか、当社では、販売~設置までを一貫して行い、お客さまの「手間」「時間」「支払」を軽減いたします